Yoshi Nishikawa Blog

医学となにかのインタラクティブ

Case report (症例報告) を投稿する2017

臨床をおこなっていると、貴重orメッセージ性のある症例にあたることがあります。

方法と結果は日常臨床で行っていることをcase presentationすれば良いし、introductionとdiscussionはしっかりと記載する必要があるので、臨床医の論文執筆の第一歩には最適と考えています。

最近わたしが研修医/修練医と一緒に書く時の方法、共有しておきます。

  1. 日本語で2000-3500字くらいで、英語換算で1000-1500 wordsまでに抑えておくと、投稿先の選択肢が多数あります。
  2. 英語化を意識して、ロジック組み立てる。英語が得意なら英語からはじめてもよいです。
  3. 腫瘍系の症例なら、まずは、JJCOをイメージして狙うと良いと思います。
    https://academic.oup.com/jjco/pages/Instructions_For_Authors#Case%20reports
    https://academic.oup.com/DocumentLibrary/JJCO/eng.guideline.pdf
  4. 以下のガイドラインも、最近要求される傾向にあるので、目を通しておくと良いです。
    CARE Statement

余談ですが、以下の本、私もまったく共感する内容がかかれていました!!

世界に一つだけの症例なんて滅多にないので、ポイントを幾つか掛け算して、
珍しいorメッセージ性の高い症例報告に仕上げます。

100例に1例の要素が3つ集まれば、100万例に1例になります。

見せ方が大切です!

*投稿先については、以下によくまとまっています(英語)。

libguides.gwumc.edu