個票と小票
今日は、備忘録として、個票と小票について記しておきます。
個票
「こひょう」の意味や使い方 わかりやすく解説 Weblio辞書
投票・集計・やアンケート等に使用された個々の票のこと。
アンケート調査など、一般的に用いられるのはこちらですね。
音が同じでしばしば間違われるのですが、これとは別に、「小票」という表記もあります。
小票
小票という言葉はどこで使われるのか?
人口動態調査の際に出てくる、出生小票と死亡小票。私の知る限り、この2つです。
人口動態調査票とは?
人口動態調査票は、出生票、死亡票、死産票、婚姻票、離婚票の5種であり、その概要は次のとおりである。
(1)出生票:出生の年月日、場所、体重、父母の氏名及び年齢等出生届に基づく事項
(2)死亡票:死亡者の生年月日、住所、死亡の年月日等死亡届に基づく事項
(3)死産票:死産の年月日、場所、父母の年齢等死産届に基づく事項
(4)婚姻票:夫妻の生年月、夫の住所、初婚・再婚の別等婚姻届に基づく事項
(5)離婚票:夫妻の生年月、住所、離婚の種類等離婚届に基づく事項
出典:人口動態調査 調査の概要|厚生労働省
小票という言葉はどこで出てくる?
では小票という言葉はどこででてくるのでしょうか。
上述の厚生労働省のHPによると、
ウ保健所長は、市区町村長から送付を受けた出生票に基づいて出生小票(出生票の写し)を、死亡票に基づいて死亡小票(死亡票の写し)を作成する。
と記載があります。出ましたね。小票。
ちなみに、以下はその作成について記したものです。 ・出生小票及び死亡小票等の作成について(◆平成07年04月17日統発第115号)
出生小票(出生票の写し)
死亡小票(死亡票の写し)
これらは、人口動態調査票自体ではなく、出生票と死亡票の写しだったことがわかりました。
まとめ
今回は個票と小票の言葉遣いについて振り返りました。
注意が必要なのは、出生小票・死亡小票、の2つです。これらは、法律に基づいて作成される、出生票や死亡票の写しのことでした。
そのほか、一般的なアンケート調査などの個々の票は個票でOKです。