Yoshi Nishikawa Blog

医学となにかのインタラクティブ

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

地道に症例報告を記す〜CAREというガイドラインは有用か

論文執筆のためのガイドライン The EQUATOR Network | Enhancing the QUAlity and Transparency Of Health Researchには、数々の論文執筆のためのガイドラインが載せられている。 CARE ご多分に漏れず、症例報告にもCARE というガイドラインがある。 内容を…

データ整理にまつわるエトセトラ

お盆のお供にRStan お盆ですね。京都では、有名な五山の送り火があります。 とは言っても、病院に休みはありません。むしろ私は"休日当番"として働いています。その傍ら、「はじめての統計データ分析 ベイズ的<ポストp値時代>の統計学」を読み解いています。…

apply(), tapply()でグループデータに対応する

R の基本 University of California Santa BarbaraのサイトにR: A self learn tutorial が置いてあったので、これを活用しながら、基礎的な計算をRに「お願い」してみます。 Rはフリーソフトですが、慣れるという意味での時間的コストがかかります。本稿は、…

psych packageを用いた心理尺度開発・因子分析

尺度開発 尺度開発の手順 測定概念の決定 construct validity 項目作成content validity パイロット調査→微調整 本調査 各項目の基礎統計量確認 因子分析 factorial validity 信頼性係数の推定 criterion-related validity R Scree Plot psychというpackage…

地道に症例報告を記す〜EBM

症例報告とEBM EBM(Evidence Based Medicine)が浸透したいまだからこそ、症例報告を記すことが重要だと感じている。 EBM エビデンスレベルの1例として下記が挙げられる。[1] I システマティック・レビュー/RCTのメタアナリシス II 1つ以上のランダム化比較…