Yoshi Nishikawa Blog

医学となにかのインタラクティブ

逆に「肩書」を気にする〜当該地域の関係者でないのでは?と指摘された話

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今日は研究発表における反省例を。

私は、京都と福島で診療をしています。
地域で色々と活動していると、
「組織」としてよりは、「個人」としての活動が増え、
肩書も増えてきます。

私は、東日本大震災被災地の地域医療の研究を行っているのですが、
とある研究論文を提出していた際に、査読者から以下のような返事が来ました。

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[意訳] 重要な報告でした(中略). しかし、日本の有名大学である京都大学に所属する医師からの報告で、自分本意な意見が内容に盛り込まれていました. (以下略).

非常に厳しいご指摘です・・・

当然、私も直接携わってる上、現地の方々との共同研究だったのですが、

連絡著者が京都だったことに違和感を覚えられたようでした。

これに対して誠実に返答し、後日、無事に受理されました!!(ありがとうございます。)

査読者からすると、福島のことを京都の人間が述べていると、あまりに離散的だったのでしょう。

解釈の妥当性を問われた形です。

良い査読者でした。

色々と活動していると、

実務上は「所属」は、あまり関係なくなってくるのですが、

対外的には「立て付け」を気にした方が良いです。

最近は、「内(内容)と外(発信元の肩書)との連続性」を意識しています。

このあたりは、チームビルディングでも重要です。