Yoshi Nishikawa's Blog

データと知識、その調和平均。

公共財はどのあたりが公共なのか

「今、僕は、とある山間部で仕事をしている。

朝、部屋で起きて、ご飯を食べて、コーヒーで一息入れる。

車にのり、道路を通って職場へと出かける。

或いは、公園の前を自転車で通って行っても良いかもしれない。

山の空気は澄んでいて、美味しい。」

あらゆるものを利用して生活しているが、この世のものは一体何が公共で公共でないのかを考えてみた。

公共財という言葉がある。

公共財 - Wikipedia

経済学の用語であり、非競合性あるいは非排除性の少なくとも一方を有する財として定義される。対語として、競合性と排除性とを有する私的財がある。

経済学において、ものごとの公共性については、「競合性」と「排除性」の二軸で考える。

競合性とは、利用者の消費が増えるにつれ、追加費用なしでは、次第に財の便益が保たれなくなる性質をいう。
ある一定数までであれば、利用者全員が問題なく便益を受けられるが、利用者が増えるに従って、混雑する。よって競合性が高い。

排除性とは、対価を支払わず財を消費しようとする者に対し排除的な性質を指す。

しかし、この中には中間領域が有る。公園か遊園地か。一般道路か有料道路か。 などだ。

この流れで、「非排除性」があるサービスについて、費用を支払わないで便益を享受する者をフリーライダーと呼ぶ。

フリーライダー - Wikipedia

話を戻そう。

  1. 朝起きる部屋、ごはん、コーヒー、車、これは、排除性も競合性も有する。私的財だ。
  2. 道路、これは、排除性はないが(通行料はいらない)、競合性がある(たくさん通ると混雑する)。公園も同じだ。コモンプール財という。
  3. 一方、先に出てきた、遊園地や高速道路、これらは、排除性を有する(お金がいる)。競合性は、場所によりそうだが、混んでいない、田舎の遊園地や高速道路をイメージするならば、競合性はないと言える。これをクラブ財という。
  4. 最後に、空気。これは、現時点では、際限なく誰でも吸うことが出来る。無償でだ。通常の状況では、100人居ようが1000人居ようが困ることはない。これを公共財と呼ぶ。

4に該当するものを純粋公共財とよび、非排除性または非競合性どちらかのみを持つ2 or 3を公共財と呼ぶ。